読書の必要性とその効果

読書をしたほうが良いと思っているけど、なかなか本が読めない。といった悩みを抱えている人が多いと思います。

しかし、なぜ読書が必要なのでしょうか?
そしてその効果は何なのでしょうか?

今回は、読書が必要な2つ理由と、それによる読書の効果をお伝えしていきます。

本は正確性の高い情報媒体

 

現在はインターネットの普及により、誰もが簡単に、そして早く情報を手に入れられる時代となりました。
インターネットの普及前は、新聞やテレビ、そして本を通して、人は情報を得ていました。

しかし、このインターネットの普及は、便利になったことと同時に、情報の正確性に問題が出てくるようにもなりました。

それは、インターネットは他の媒体と違って、誰でも匿名(一部実名)で、手軽に情報を発信できるからです。私が今書いているこのブログや、もっと手軽な多くのSNSも、誰の監査が入ることもなく、自由に発信できます。

つまり、嘘の情報がインターネット上に流れていることも少なくないということです。

自分が言っていることがバレなければ言いたい放題ですからね。

たとえばブログで収入を得ることを目的としている人は、見てもらうことが必要となります。見てもらうためには、それなりの引きの強いキーワードを盛り込む必要があります。

これはテレビや雑誌でも言えることです。
誰かが話した内容の一部だけを抜粋し、おもしろおかしく発信することがこの方々の仕事だと私は捉えています。

NHK以外のテレビ局はあくまでも民間放送です。民間企業と同じであり、営利を目的とした団体です。新聞も同じくです。
なので、情報を届けるニュースでも他のテレビ局に負けないために、見てもらうための演出を考える必要があります。
なので、一部偏った意見が出ることも仕方がないことなのです。

一方本は、もちろん売れてもらう必要がありますが、その方法は先に挙げた演出とは大きく異なります。

まずは、売れるためにする努力が違います。自己啓発系の書籍を例に挙げると、他の書籍より分かりやすく、より使いやすいテクニックを紹介し、自分の経験や実際の例題、研究内容などを上げることで、差別化を図っています。

本を出版するということは、基本的には実名も出版社も公表した上で行います。なので、嘘や誇大表現をしないような調査、検査をしています。もし間違った情報を発信してしまうと、著者、出版社ともに、一気に信頼を失うことになるからです。

こうした匿名性が少なく、その情報になぜならばという裏付けをしっかり記載するからこそ、本は正確性の高い情報媒体であるということが言えます。

 

本は時代や環境を超えた知識の宝庫

 

日常的に会話をしていると思いますが、「なんで言いたいことが伝わらないんだ!」というときがありませんか?
ちゃんとした会話をするためには知識や語彙力が必要となります。

知識や語彙力が無ければ、本当に言いたいことが伝わらなかったり、相手の話している内容が理解出来なかったりと、会話が成り立たなくなることが大いにあり得ます。

その知識や語彙力をつける方法が読書にあるのです。

基本的に知識や語彙力というものは、自分の周りの環境によって左右されます。
今所属している団体(会社員なら会社、学生なら学校やクラス)で活用する知識や語彙は学ぶことが出来ますが、それ以外のことを学ぶためには、読書が必須になります。
本は、時代、職種、環境を超えて、学びをもたらしてくれるものだからです。

本の中には、何年も何十年もかけて研究して得た結果をまとめ上げたものもあります。
先人が長年をかけて残してくれたものを、現代人である僕たちは1冊の本で読むことが出来るわけです。

また、例えば、心理学のことを記した本が10冊あったとします。最初この10冊の本を見比べると、全然違う内容が書いてあるように見えます。しかし良く読んでみると、実は書かれている根幹の部分は同じようなことを言っていることが分かると思います。

大事なことはそんなに大きく変わらないのです。
違うのは伝え方であったり、実例の出し方であったり、言い回しの違いがそこには存在するのです。

 

これらから見る読書がもたらす効果

 

このことから本を読むということは、情報で溢れかえっていて、嘘か本当か分からない中でも、嘘を見抜き、本当の情報を探す力を得ることが出来ます。

ネットなどに落ちている情報を鵜呑みにするのではなく、本当にその情報は事実だろうか、と疑う目を養うことが出来ます。

更に、会話レベルの向上にも読書が向いていると言いました。

テレビとかでも良いと思う人もいるかもしれませんが、日常見ているテレビ番組やYouTubeなどの動画では、あまり難しい言葉は使われません。
簡単な話です。より多くの視聴者に見てもらうためには、誰でも理解できるようなわかりやすい言葉で話したほうが得だからです。

わかりやすく話そうと思ったときによく使われるのはたとえ話です。
難しい話題や、相手が興味を抱きにくい話でも、誰でもが分かるようなたとえをしてあげることで、聞き入れられやすくなります。

では、知識や語彙力が無い状態で、上手なたとえ話が出来るでしょうか?
出来るわけがないですよね。
なので、読書をすることで、知識や語彙力を養い、本当に伝えたいことを相手に伝えることが出来たり、相手のことを理解することが出来るようになるのです。

ただ、本にも弱点があります。
それは、時間がかかるという点です。

本を書き始めて出版するまでに、半年程度はかかると言われています。かつ、今知りたい情報を本で得ようとした場合、買いに行く時間や、取り寄せの期間があるので、今すぐというのは無理です。

すぐに物事を知りたい場合はインターネットを使うのが一番です。ただ、ネットには本当か嘘か分からない情報があふれていると話しました。
なので、本を日常的に読むことで、信憑性を見極める力をつけ、欲しい本当の情報をいつでもインターネットで得られることがベストです。

インターネットで何でも調べられる時代だからこそ、読書で知識や物事を見極める力が必要となるのです。

 

最後に

 

私が読書に目覚めたのは、社会人になってからです。
本を読んで変わったことは、いままで興味が無かったものに興味を持てたことだと思います。

僕の場合は営業本から始まり、そこから心理学、脳科学など様々なジャンルに紐づいていき、あの人は何で成功したのかや、どんな考え方をしていたかなども気になり、自叙伝なども読むようになりました。

そうやって色々な本を読んでいくことで、自分の中の考え方が広がっていき、より良い案や、計画をすることが出来ていると感じています。

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