花粉がすごいですね。花粉症の方はつらい時期かと思います。私も花粉症(というより万年鼻炎)なので、目と鼻が交換出来たらよいのにと感じております。
花粉症もそうですが、お薬とかはよく使用するタイプですか?使うという方は、恐らく効果や使用法を気にして購入したり、必要に応じて病院に行ってお薬をもらうかと思います。
実はこれって塾選びをするときも大事な考え方になります。
ということで今回は、塾選びをする前にしていただきたいことと、知っておいていただきたいことをお伝えできればと思います。
先程も書いた通り、薬を買う場合には、どのような効果があるかを調べたり、医師の指示に従ったりして購入までいたったかと思います。間違っても、全く必要ないけど買う人はいませんよね。
これは塾選びにも当てはまります。塾選びをする際には、どのような症状があって、どのような効果を期待するのかを明確にしていただきたいと思います。
今回で言う症状とは、今の成績や学習態度、習慣などであり、効果は、実際になりたい、なってほしい状態を指します。
塾選びをする際に、これを家族間で話し合って固めておかなければ、何のために塾に行くのかがわかりません。これを薬で例えるなら、何に効くか良くわからないけど、なんとなく薬を飲んでいるのと同じです。
特に多くて危険なのは、保護者の中では決まっているけど、生徒本人に細かく伝えられていない状態です。その状態で塾に通うと「なんなんだこの点数は、塾代いくらかかっていると思っているんだ!」といった親の怒号が飛ぶ結果となる可能性が高いです。
なので家族間で、なぜ塾に行く必要があるのか、目標はどこにあるのかを明確にしてから、塾選びをするようにしましょう。
そしてもう一つ。皆様は医師に薬をもらうときに、「私はこっちの薬の方が良いと思います」と言いますか?
恐らく言わない方が多いと思うのですが、塾や学校などの教育業界隈では、しばしばこういった話を耳にします。昔流行った『モンスターペアレント』とかが良い例ですね。
教育というのは、日本ではほとんどの人が受けたことがあるものなので、「私的には…」というものが少なからずあると思います。例えば親から「英語は書いて覚えなさい!」と言われた(言った)経験がある方も多いのではないでしょうか。
では、なぜ英語は書いて覚えなければならないのですか?何もしないよりは覚えるかもしれませんが、本当にそれが効果があるのかは知っていますか?
教育を受けたことがある、自分も学生だったからこそ、悪く言えば変に多少知ってしまっているからこそ、口を出してしまうんですよね。つまり薬のことは分からないから口を出さないということです。
ただ、この口を出すという行為は非常に危険です。多くの教育者は、間違った知識を振りかざしてくる保護者さんに「あなたは間違っています」とは言えませんからね。体裁云々です。
ではどう対処するか、と言えば大体わかると思います。批判を恐れずにお伝えすると『手のかかる、面倒くさいご家庭』という烙印が押されます。そしてその被害は我が子に降りかかるということです。下手に関わるとまた何か言われるかもしれないと思いますからね。
もちろん学校や塾のやり方に不明点や疑問点がある場合に、「これはどうなってますか」と質問するのは大事です。むしろシステムや内容などの質問はいくらでもした方が良いです。それにしっかり答えられない学校や塾はろくでもない可能性が高いので。
危険なのは、「こっちが正しくて、そっちが間違っている」という思考になってしまうことです。
なかなか批判が怖い内容を書いてしまい恐ろしくなっておりますが、せっかく塾に通うのであれば、目的をはっきりさせて、目標達成が出来るように準備してから塾を選んでいただければと思います。