人間は大きく分けると2種類に分けられます。
成長意欲がある人間と、現状に妥協している人間です。
世の中の変化に伴って、生き方が多様になってきています。
今回はその中で、私が感じている今を生きる上で重要なことと、それが必要である理由についてお話したいと思います。
世の中の変化
時代がどんどん変化しています。どう変わっていっているかというと、正解がない世の中になっています。昔はこうすれば成功するというレールがありました。大企業に就職すれば、公務員になれば、良い大学に行けばなどなど、今もそんな考えはなくなっていませんが、その考えが通用しない世の中になっていきます。
今後、どの企業も人員の削減を進めていくと思います。
AI技術の発展により、人の手を使うよりも簡単に、なおかつローコストで企業運営が出来るようになってきているからです。
例えばホテルのフロント業務。予約の確認をして、鍵の受け渡しや内線の電話対応などの仕事をしていますが、これはほぼすべて、AI技術によって可能になります。
考えてください。あなたが企業のオーナー、社長だった場合。
10万の受付システムを導入して、受付を無人化するか、月20万の給与+ボーナスを払ってホテルマンを雇い続けるか、どちらを選択しますか?
恐らくほとんどのオーナーはシステムの導入をするようになるでしょう。長い目で見たときの利益が簡単にわかりますからね。
そうすると、頭を使わなくても良い業種はどんどん人手を、人件費を削っていくでしょう。セルフレジも当たり前になってきてますよね。そういうことです。
言い方は悪いですが、誰でも出来る仕事は今後なくなっていきます。誰でもできる仕事=AI技術で代替できるということですから。
つまり、頭が良い人がうまくいって、頭が良くない人が淘汰される世の中になってきているということです。
今後の社会を生きる上で必要なこと
人生とは自分の存在価値を探すことだと最近考えています。
なんか重そうな話題になりましたが、人は皆『承認欲求』というものを持っています。それに似ていますが、ちょっと違います。
承認欲求は、『他者』から認めてほしいという欲求ですが、存在価値は『自分』で世の中の動きから見つけるものだと僕は思っています。存在価値は承認欲求の先にあるものだと考えています。
色々な経験をしていくにつれて、親や先生にほめられたいとか、友達に認められたいという『承認欲求』から、自分で何かを成し遂げたいとか、困っている人のために自分のできることをやろうという『存在価値』の追求に成長していくのだと思います。
つまり、『承認欲求は受動的』であることに対して、『存在価値の追求は能動的』であると言えますね。
そして、存在価値というものは、世の中の移り変わりとともに変化します。
先にも述べた通り、単純な労働力としての価値は、AI技術の発展に伴って薄くなっています。
なので、承認されることだけでなく、自らを磨いて、今の世の中にあった価値を自分に見出すことが重要なのです。
承認欲求というものは持ってはいけないものなのか
自己啓発本や、セミナーなどでは、『承認欲求』を持つな!という風によく言われます。誰かに認めてもらうのではなく、なりたい自分になりなさいということです。これは間違いではないですし、私もそのとおりだと思います。
ただ、いきなりなりたい自分と言われても良く分からなく無いですか?
大きな夢を持てと言われても、自分のやりたいことをやってみなさいと言われても、万人がやりたいことを持つなんて難しいんですよ。
なので、ステップを踏んでいいんです。いきなり自分に価値を付けようとするのではなく、誰かに認められるところから始めても良いんです。
実際私は、ある人の役に立ちたいと思って、その人に認められたいと思いながら生きていたら、なぜか今独立して、自分で事業を起こすようになっています。
自分にどんな価値を付けるかは、成長しながら、時代に合わせて決めていいと思います。
最初から決め打ちをして視野を狭くするよりは、いろいろな経験をして、多くの知識を増やしていけば、いつか点と点がつながって、自分の価値を見出すことが出来ます。
重要なことは2つです。
1つは成長意欲を持つことです。
認められたいでも良いですし、ほめられたいでも良いんです。そこに成長を感じられるなら。
もう1つはメンターを見つけることです。
メンターというのは、指導者や助言者という意味を持つ単語ですが、簡単に言えば、尊敬する人です。
ただ、1人の人のすべてを尊敬しなくても良いですし、メンターは複数人いても構いません。勉強はAさんで生活面はBさんのような形で、分野分野でメンターを分けても良いです。
自分だけで成長することは難しいので、周りの人を上手く使って、自己成長につなげていきましょう。
この2つを持っていれば、人は成長ができます。成長して、知識や出来ることが増えてくると、もっとこうしたほうが良いんじゃないかとか、これをやってみたいというように、自分への『承認』を求めることから、自分の『価値』を求めるようになっていきます。
このように、『承認欲求』は『存在価値』を探すための一歩になります。
なので、承認欲求を持っていて構いません。むしろ、持っていない人はいないので、無理やり押し込めるよりは、前面に押し出して成長に使ってほしいと思います。
最後に
現在、新型コロナウイルスの影響で、日本では、約40の企業が経営破綻となっています。
この中には、本当にどうしようもなかった企業もあるかもしれないし、違う価値を見出していたら生き残れた企業もあったかもしれません。
例えば飲食店は、どこのお店も経営が厳しくなっています。
ただ、ある飲食店は、広い店内を利用して、会議室としてお店を貸し出すことを決めました。
またある飲食店では、オンラインで出品したり、デリバリーサービスを始めました。
世の中が動いていく中で、このように世の中にあった価値を見つけていく必要が出てきます。
世の中の変化に合わせて、自分の価値を発揮できるよう、今自分に必要な情報を漏らさないようにしていきましょう。