努力ができない人の特徴とその末路

努力が苦手という人がいます。結局努力は報われないし、やるだけ無駄だという人もいます。

しかし残念ながら、自己成長や成功には、努力ができるというのは必須です。出来るに越したことはないし、さらに言えば、努力ができない人間は、大成することはないと言っても過言ではありません。

今回は、努力ができない人の特徴と、努力ができない人が今後どうなってしまうのかに関してお伝えしていこうと思います。

 

特徴1:やればできると思いこんでいる

 

実は過去の私も努力ができない人間でした。
人より少し効率良く勉強できており、短い時間勉強することで、勉強を頑張っている人より結果を残せていました。なので、自分は努力をしなくてもいい人間だと思っていました。

周りからも、やればもっとできるのにと言われていましたが、やらなくてもここまでできているから、努力をしない選択をしていました。

これと似たような人は、やればできると思いこんでいるタイプです。

このような人たちに共通するのが、自分ができないことや、苦手な事柄については、やればできるんだけど、やらないというスタンスを貫いて、最終的に人のせいにするようになることです。

プライドばかりが高くなって、できないことを認められなくなるので、成長のチャンスを逃すことになります。口だけの人間と思われ、仲間や会社からの評価が低くなることもあるでしょう。

 

特徴2:努力が報われない、無駄だと思っている

 

頑張ったけど結果が出なかった時や、周りの友人や大人たちが、頑張っているのに報われていない姿を見ていると、こういった考えになることもあると思います。

また、こういった考えを持っている人は、成功した人を見たときに、運が良かったのだろう、もともと才能のある人だったのだろうという勝手なレッテルを張ることもあります。

こういった経験をした人や感じ方をする人は、努力の効果や必要性を感じていないようなタイプです。

このような人たちは、努力の考え方を間違えている可能性があります。
何も考えずにただやるだけの作業を努力ととらえているため、自分と人を才能という指標で比べてしまう傾向があります。

努力というものは、“ただやる”という作業ではありません。
例えば勉強1つとっても、ただ与えられたものをやるという作業では努力と呼べません。
どのように勉強したらより早く習得できるのかを考えたり、自分の得意不得意を把握して戦略的に学習をしたり、こういったどうやれば自分の為になるのかを考えることも努力の一つです。

努力の意味を間違えている人は、他人と比較することで、ネガティブで、卑屈な性格になってしまう恐れがあります。

 

特徴3:自分は努力ができないと思いこんでいる

 

一生懸命頑張る、というのがどこか恥ずかしく感じる年頃ってありますよね。
部活動でも、一生懸命やるより、少しだらっとしている方が格好いいという謎の風潮は、学生時代に多いような気がします。

やったほうが良いことは分かっているけど、他の人に合わせてやる気のない振りを演じており、結局努力ができない。周りの目を気にしているような、自分の評価を気にする人ですね。

このような人たちは、自分が努力ができないと思いこんでいるタイプです。

努力ができないと思いこんでいる人は、自分の為を優先することができず、周りに合わせてしまっていることが多いです。周りの目ばかりを気にしていると、本当に大事な時に後悔をします。
何であの時自分は勉強できなかったのだろう。何であの時自分はまじめに練習しなかったのだろう。と。

そういったことの積み重ねで、どうせ自分は努力ができないと思いこんでしまいます。

自分の為を考えられない人は、人からの評価ばかりを気にして、他人の人生を歩むのと同じです。人生を振り返ってみれば、自分で何かを成し遂げることもなく、結局自分は何のために生きてきたのかという後悔に襲われる可能性があります。

 

努力ができない人に共通する苦労と解決法

 

努力ができない人のタイプを3つご紹介しました。
それぞれのタイプに分けて、どんな特徴があるか、今後どういった恐れがあるのかをお話していきましたが、全てに共通して起こり得る苦労があります。

それは、何かを成すときには、大なり小なりの努力が必要であり、努力をする習慣をつけるのは、相当な時間がかかるということです。

努力は習慣です。今努力ができない人が、急に努力ができる人になることはあり得ません。少しずつ成長していくのです。

私も、大人になったら自然と仕事ができるようになり、自然と人の上に立って、自然と給与が上がっていくものだと思っていました。
ただ、現実は全然違いました。
勉強や部活をさぼってきた人は、いざ仕事となってもさぼるのです。

本当に大事な時は努力すると思っていても、努力しないのです。いや、できないのです。

つまり、努力ができない人は、やりたいことや、なりたい自分になることができないということです。

ゲームだったら何時間でもできる!という人がいますが、ただやることと努力することが違うことは話しましたね。
ゲームで生計を立てたいのであれば、どうやったらもっと上手くなるのかを考え、調べ、実際にできるようになるまで何度も練習しなければならないのです。
それでも上手くならないなら、別の原因を探して…の繰り返しです。
ただ、楽しくやっていれば良いだけではないのです。

 

ただ、努力が習慣なのであれば、努力する習慣を新たにつけることは出来ます
正直相当しんどいと思います。習慣をつけるということは、別の習慣を一つ消すこととほぼ同じ意味だからです。

習慣は、付けるのが難しいのではなく、消すのが難しいんです。
TVを見る習慣、PCやスマホで動画を見る習慣、SNSを見る習慣等、努力を習慣化するためには、好きでやっている習慣を消す(減らす)必要があります。
なので、年を重ねるごとに習慣は付きにくいのです。

大変なことではありますが、努力できる人間になりたいのであれば、まずは2か月間何かに打ち込むことを続けてください
習慣がつくのは平均して約66日だと言われています。
ハードルの低いものからで大丈夫です。0から1にするのは大変ですが、1から10にするのはそんなに難しくありません。

1日のうち、30分は勉強してみる、1時間ランニングしてみる、1冊の本を読み切ってみるなど、何でも良いです。
今自分がやったほうが良いことを考えて、実行に移してみてください。

 

そして、所謂成功者と呼ばれる人たちは、こうした努力を当たり前にやっています。なので、自分でそれを努力したとアピールすることもありません。
当たり前の事柄をアピールする人はいません。「どうですか?僕人間ですよ!」ってアピールする人がいないのと同じです。

成功者が努力をせずに才能で成功したと勘違いする原因の1つですね。

ただ、もちろん成功するためには才能も必要です。
自分の特性を見極めて、正しい方向に、正しい量の努力をしない限りは、その努力が実ることはありません。

その努力の方向も探していきたいですね。

 

最後に

 

私自身、努力をする習慣が無かったこともあり、社会人1年目は相当な苦労をしました。
幸いなことに、逃げることを選択せずに、自分を変えようとそこで思えたので、今の自分があります。

1歩間違えれば、私は今でもすべてを人のせいにして、自分は悪くないと他責にする人生だったと思います。

私も変われました。大人になってから習慣を変えるのは大変ですが、思い立ったが吉日です。
自分を変えようと思ったその日になにかしら行動に移してみてください。

次回は、そうは言ってもなかなか行動に移せない人に向けた記事を書こうと思います。

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