使命を自覚した時、才能の芽は急速に伸びる

塾を開業してまだ1年間。2年目を迎えている私ですが、独立する前とした後で大きく変化したことがあります。

それは、部下が出来たことです。今まで他の塾でも教室長をやっていて、後輩やアルバイト生はいたのですが、部下という立ち位置の人はいませんでした。30歳ではじめて部下を持つってだいぶ遅いですね笑

そして部下を持ったことで一番変化を感じたことは、私の成長が可視化、言語化できるようになったことです。

自分が何を考えているのか、またなぜそう考えるに至ったのか、何を軸に行動しているのかを、人の下で動いているときは感覚として理解していればよかったのですが、部下が出来るとそれを伝える必要があるからです。

本日のタイトル「使命を自覚した時、才能の芽は急速に伸びる」という言葉は元プロ野球選手の岩隈久志さんの言葉で知りましたが、もとは世界的な誰かの言葉らしいです。

この言葉自体を知ったのは最近なのですが、今とてもしっくり来ているので共有させてください。

例えば学生であれば、自分が何を期待されているのかを自覚する必要があります。それは誰からの期待なのか、はたまた自分による期待なのかは人によるかと思いますが、その期待に応えるという使命を持った時に人は真価を発揮します。

もちろん社会人も同じです。会社から何を期待されているのか、顧客から何を期待されているのかを分からなければ、自分が今何をするべきなのかがわかりません。

その使命を知ることこそが自分を成長させてくれる唯一の材料だと言っても過言ではありません。

私の場合で置き換えると、『生徒の成績を上げる』という目に見える使命があります。これを実行しようと考えたときに出てくるものは<スケジューリング><勉強材料><授業の質>という三点が上がってきます。

いわゆる「何をどのくらいどんなペースでやらせるのか」というやつです。ではこれで成績は上がるのか。理屈で言えば上がります。が、世の中そんな理屈通りにいかないんです。

それは相手が機械ではなく人間だからです。「これをやれば成績が上がる」というものがあったとしても、生徒は勉強に前向きな人間ばかりではなく、むしろやりたくないと感じている人がほとんどだと思います。

なので、生徒にその使命感を持たせるところから始めなくてはならないのであって、つまり私の使命は『生徒の成績を上げる』だけではダメだということがわかります。

なので、私の使命は『生徒及び保護者、従業員すべてを幸せにする』に変わりました。そうしたら勉強をしない生徒や、悩んでいる保護者さん、従業員の成長に対して自分事として捉えることが出来ます。

自分が何を期待されているか、これは一度皆さまが考えてみる価値があると思います。

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