【定期テストで点数をとれない】適当に理由を付けて逃げ道を見つける人達

塾を運営していて今一番大変だなと思うことは、自分には出来ないという生徒に対して、学校の勉強はやればできるんだよと伝えることだと感じています。

正直学校の勉強であれば、多少の習熟にかかる時間は違えど、全員が学校のテストで良い点数を取ることは可能だと考えています。それは、基本的に学校のテストに出る問題は決まっているからです。

もちろん、先生によって出す問題が多少違ったりしますが、教科書内容から外れることはないし、暗記はもちろん覚えたら解けますから、逆に『勉強しなかったから』以外の点数が取れない原因を教えてほしいです。

と、ひねくれたことを言うのはこれくらいにして、ではなぜ定期テストで苦しむ人たちが多く存在するのか、というところを深堀ってみようと思います。

1つは『勉強のやり方を理解していないから』というものです。まぁあるあるの悩みです。塾に入ってきてくれるご家庭の大半の理由がこれです。

しかし、定期テストの勉強法はとても簡単で、学校のワークをすべて解けるようになれば良いという単純なものです。理屈の理解は置いておいて、解き方を覚えれば良いだけです。なので勉強のやり方というよりも、努力をどれだけしたか、というのがカギになります。

実際に、定期テストに必要なものはIQでなく、自制心であるという結論も出ています。つまり、どれだけ誘惑に負けずに勉強したかということです。

2つ目は『スケジュールが立てられていない』というものです。先ほど話した通り、定期テストは勉強さえすれば点数が取れるものです。しかし、多くの学生は、自分が何にどのくらいの時間がかかるかを把握していません。

実際に、テスト範囲のワークが大体どのくらいの時間で終わるかも想定できていません。その理由は明確で、時間を計って勉強したことがないからです。

定期テストで苦しむ理由を2つ出してみました。これらをまとめて解決策を導くと、『自分がワークを解くのにどのくらい時間がかかるかを計算して、勉強の絶対量を決めて、いつから勉強を始めるかを逆算する』ことが出来れば、誰でも成績が上がることになります。

しかし、これを伝えても点数が上がらない生徒が一定数存在します。それは、言い訳をして、逃げ道を作る人たちです。

良く「暗記が苦手」という言葉を耳にしますが、暗記が苦手な人は基本的には存在しません。覚える気がないか、覚え方を間違っているかです。暗記は反復量がすべてです。その反復をしていないだけです。

苦手というのは勝手ですが、それを=出来ないに結びつけるのは良くありません。私も苦手なものはたくさんありますが、その中の大半は出来るものばかりです。何か理由を付けて逃げているだけです。

これは学生の時代ならまだ良いのですが、大人になってからすごく厄介な病気になります。決めつけ病です。私が勝手に命名しました。

例えばジェンダー問題にもこれは当てはまります。現在、女性の社会進出が依然と比べると認められるようになってきましたが、まだまだ問題点があると聞きますが、そこに胡坐をかいている人もいるように感じます。

現状の自分の扱いが、女性だからなのか、自分の実力不足なのかを見極められていない人も多くいると思います。

このように悪いのは相手や社会だと決めつけてしまっている人が多いように感じます。それを自分の逃げ道にしていないか今一度確認する必要があります。

自分の都合の良い解釈ばかりしてしまう確証バイアスというものがあります。一番恐ろしいのは、自覚がないというところです。

私自身も逃げ道を探してしまっているときが少なからず出てくると思います。その時に、バイアスに引っかかっていないかを常に考えて、都合の良い捉え方をしないように気を張っていこうと思います。

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