塾経営者としてすごく触れづらい話題をチョイスしてしまいました。
今回は良い親と悪い親についてお話していこうと思います。
先に触れておきますが、親というものに正解はありません。今回のお話はあくまでも親が与える子供への影響が題材です。ちなみに子供の定義は成人していないかつ、実家で暮らしていることとしています。
では本題です。
親が子供に与える影響は凄まじいもので、子供の才能を生かすも殺すも親次第です。まずはその理由から。
人は環境によって人生が変化します。例えば本に囲まれている家で育ち、親も本を読んでいる家庭の子供は本を読むようになり、親がテレビやスマホばかり見ている家庭では、同様にテレビやスマホを見て育ちます。
親が周囲に感謝を伝えている家庭では、子供も周囲に感謝を伝えるようになり、親が教師や周囲、子供に対する文句を言う家庭では、同様に教師や周囲、親に対する文句を言う子供に育ちます。
これはすごく当然の話で、子供は生まれてからは親がすべてです。親がやっていることに興味を示し、親がやっていることを真似して成長します。
これだけでもだいぶ親が子供に与える影響が大きいことがわかると思います。
さらに、親は当然のように子供がやることに口を出します。これ自体が悪いわけではありません。人生の先輩としてのアドバイスは時に重要です。
しかし、親になったとたんにいつの間にか偉くなった気がしている人も多く存在しています。
例えば、学生時代に勉強があまり得意ではなかった親が子供の勉強に口を出すような行為はよく見られます。
勉強しろと言ってはいけないのではありません。無知な状態で、勉強内容に口を出すべきではないということです。
親という立場に責任を感じすぎて、出来ないことまで手を出しては、かえって子供にとって悪影響になる可能性が高いです。
自分の得意な分野は子供に伝えてあげて、苦手分野は人や施設(塾やクラブなど)に任せるか、自ら学ぶことが重要です。
親は仕事をしているからと言ってふんぞり返ってはいけません。子供も親が会社に通っているのと同じように、学校に通っています。それにプラスして塾や自主学習をしているのです。
自分が出来ていないことは子供に求めてはいけません。子供は家以外の環境で色々と発見します。そこで見つけたことの中で、やった方が良いことは子供が判断します。そこに無知な状態で口を挟むから子供のやる気を削ぐ結果になってしまうのです。
子供に何かを求めるならまずは自分からです。私も塾経営で一番気をつけているところです。私がサボったら、生徒もサボるからです。
生徒がもっと生き生きとするためには、私自身がもっと生き生きしなければならないので、今後もさらに自分磨きをしていこうと決意しなおした今日この頃でした。