原理原則を考えるpart2

昨日のブログでは、原理原則の話をしてから2点の疑問を残しました。1つはどうやったら成績が上がるのか、もう1つはどういった先生が良い先生なのか

今回も原理原則にのっとった視点でその2点について考えていきたいと思います。昨日のブログを見ていない方は出来たらそちらからご覧ください。

成績向上の原理原則

成績を上げることを考えたときに直結するものは、テスト本番で問題を解くことが出来るということです。まぁ当たり前ですね。それをするためには、暗記理解の2つが重要となってきます。

まずは暗記から。例えば、「1467年、約11年の間継続した内乱をなんというか」という問題ですが、当然覚えていなければどうしようもありません。このように覚える必要があることをまずおさえておく必要があります(暗記法とかいろいろありますが、それはまた違う記事で)。

ただそれだけで良いかと言われるとそうではありません。社会や生物分野とかはそれだけで何とかなるかもしれませんが、数学や英語になると、公式や単語の暗記にプラスで解き方の理解が必要です。

例えば因数分解や解の公式などを覚えていたとしても、それをいつ使うのかを分かっていなければ使うことが出来ません。なので、問いでこう聞かれたらこれを使う、と言うところまで落とし込まなければなりません。

となると必要なのは、学習の量です。暗記をするためには反復が必ず必要ですし、学習の理解をするにしても、実際に自分で何度か使うことによって、自分のものとなっていきます。

「結局勉強に必要なのは量」です。しかし、ただ闇雲にやるのでは効率が良くないので、そこで良い先生の登場となります。

良い先生とは

勉強には量が必要です。という話を長々としましたが、「そのくらいわかってるよ」と思われる方も多いと思います。しかし大事なのは、わかっているのに出来ていないという現状です。

出来ていない理由としては、『どのくらいやれば良いのか明確でない』『めんどくさい』『なぜ勉強しないといけないかという疑問を持っている』などがあげられると思います。

良い先生と言うのは、この疑問や分かっていないことを生徒に伝わるように話すことが出来て、それを実践させられる先生です。
あくまでも伝わるように話す、というのがキーワードです。伝えることは誰にでもできますが、それだけでは生徒は実践しません。理解していないので。

とりあえず量をやらせるだけでも良くないし、伝えるだけでも駄目です。生徒自身にしっかり理解させ、考えさせ、実践させなければ意味がありません。

私を含む、全教育に携わる人が、このことを念頭にもって指導していくことが出来れば、生徒たちの未来はより明るくなると思っています。

人を変えることは出来ません。それが原理原則です。人は自ら変わるのです。私たちが出来るのは、それを促すよう考え方ややり方、必要性などのアドバイスを与えることです。

子供を変えようとするのではなく、自分が変わっていきましょう。

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