オンライン学習の時代の学習法とは

YouTbeの有用性と危険性

実は私1日2~3時間くらいはYouTubeを見ます。見すぎだと思う方もいるかもしれませんが、ただ娯楽で見ているわけではありません。YouTubeを見ている時間の7割ほどは学習に使っています。スマートフォンを使っての学習は今や学校でも取り入れられるほど主流になりつつあります。

学校の勉強はもちろんですが、政治・経済状況や文学の考察、専門的な学問まで、様々なジャンルが無料でも学習できる世の中です。

多くの映像授業やタブレット教材なども開発されており、むしろスマホやタブレットを使わずに学習するほうが効率が悪いとさえ考えられます。

ただし、だからと言ってスマホやタブレットで学習することが必ずしも正解かと言われればそうではありません。事実、私自身塾の生徒たちにスマホは出来るだけ触らないようにという指示を出しています。

スマホは学習教材になり得る一方で、勉強を阻害する誘惑材料にもなり得るからです。

スマートフォンのリテラシー

リテラシーとは、簡単に言えば『物事を理解し、判断する能力』といったものです。日本語で言えば識字率とか言ったりするみたいですが、日本語の方が見慣れないですね。

スマホやタブレットで学習する際に気をつけなければならないことは主に3つあると考えています。

 

1つは<受け身の学習にならないようにする>ことです。
これは学校の授業や塾の集団授業のような講義形式の場合と同様となりますが、基本的には受け身の学習は効率がとても悪いです。

映像授業で学習している人も、ただ眺めている人と理解しようとしている人とでは効果が違うことは明らかだと思います。
人間の脳は、重要だと判断したもの以外は記憶しません。

 

2つ目は<ネット上の嘘に注意をする>ことです。

スマホを使って調べ物をしていると、情報源が確かでないものも多く存在します。英単語などの単純なものを調べるくらいなら嘘の情報はほとんどないと思います。

しかし、現代では簡単に情報を得られるのと同時に、簡単に情報を発信することもできます。その発信した情報でお金を稼いでいる人もいるので、興味をひきやすい嘘の情報を流す人が存在することも確かです。

なので、ネットワーク上の情報(本来はネット上だけではありませんが)を得る際は、いくつかの記事を見比べて、正しいかどうかの判断が必要になります。

 

3つ目は<誘惑に流されないようにする>ことです。

これは学生が最も陥りやすいものだと考えています。スマホを使って学習していると、SNSの通知が来て、ついついそっちに時間を割いてしまうような現象です。

スマホは勉強することも効率化できる反面、脳の快楽を得やすいものでもあります。脳はドーパミンで快楽を得ると、それに依存してしまう性質があります。そして、スマホは簡単に快楽を得られるアイテムです。

スマホを使って学習する方法

スマホ学習の危険性を書いていきましたが、とはいえスマホを使用しての学習が良いものであることは間違いありません。

危険性を回避しつつ学習できれば問題ありません。
例えば、スマホを使って勉強するときは通知を切っておいたり、調べ物をする際は複数の情報を比較して、正しい情報の精査をすればよいのです。

余裕がある人は、勉強用のタブレットを持っていれば、プライベート用のスマホを勉強に使う必要がないので、誘惑の元であるスマホは封印することが出来ます。

まずはスマホが誘惑の元であることを自分で把握して、出来る限り誘惑となる材料を減らしてから活用することがおすすめです。

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