塾で働いているて思うことは、やっぱ行動をすることが大事だなということです。これは私自身もそうですし、生徒たちにとっても大事なことです。
私のような塾講師という仕事をしている人たちは、『どうやったらもっとわかりやすく教えられるかな』とか『どんな伝え方をすれば、生徒や保護者さんにより理解してもらえるかな』と考えることがあるかと思います。
しかしそう考える人は多くいたとしても、実際により良い解説方法やより良い伝え方、話し方を超前向きに学びに行っている人をあまり見たことがありません。
勉強をする側の生徒も、成績を上げたいという生徒は多くいますが、「これをやったら良いよ」というものを示しても、実際にすべて行動に移す生徒はほとんどいません。むしろ難色を示す生徒の方が多いです。
まぁ気持ちは分かりますけどね。何もしないほうが楽だし。ただ少し頭に入れておいてほしいのは、時間の価値はどんどん減っていくということです。
極端な例を挙げると、10代で起業を経験した人と50代で起業を経験した人とでは、その価値は大きく異なります。その1つの理由として、起業をするという選択をすれば、もちろん学ぶ時間が必要で、学びの効率というものは年々落ちていくことがあげられます。
また、10代で起業を経験した人はそこからの思考錯誤や、方針の切り替えなどを色々試すことが出来る、いわゆる失敗が今後に繋がり許される一方で、50代で起業をした人は一世一代の大勝負のようになり、失敗はなかなか許されません。
このように、若い時の時間というものはすごく価値が高く、どんどんその価値は減っていくと考えられます。これも当たり前で、若い時の経験がその後の自分の価値を作っていきますからね。
今回は分かりやすかったので起業を例に挙げましたが、もちろん起業だけでなく、何か行動を起こそうと思ったときは早い方が価値が高まりやすいということです。
しかし冒頭で書いた通り、なかなか行動に移せない人がほとんどです。行動に移せない人の多くは、今この時間は楽がしたいけど、きっといつかは理想の自分になっていることを夢見ているのでしょう。
おそらく行動に移せない人は、自分が死なないと思っているのかもしれません。人は必ず死にます。それは明日かもしれないし、来年かもしれないし、10年後、50年後、あるいは今日かもしれません。
大体60歳まで働くとして、いつまでに理想の自分になれば、その後の人生を価値の高いもので出来そうですか。それを考えたときに、今すぐやらないと間に合わないことに私は気付きました。まぁ考え方は人それぞれですけどね。