【働くこと】をどう捉えるか

私は現在個人事業主として塾の経営をしています。塾をやるとして、なぜサラリーマンじゃなかったのか、そもそもなぜ塾なのかと言う疑問もあるかと思いますが、私が独立した一番大きな理由は、自分がやりたいことを信じ抜くためです。

塾で雇われていたこともあり、そこでの仕事も確かに楽しかったです。しかし、その会社での規則にないことをしようとすると、共感を得られることは少なく、会議では数字の話と企画の人員配置のみの話。

クレームに怯えたり(無いに越したことはありませんが)目の前の誰の為か分からない仕事にてんやわんやしている同僚。

そこに私の夢はありませんでした。そこの会社に必要な牌が私ではなかったと言った方が正しいかもしれません。私には「こっちの方が楽しそうだ!」と突っ走ってしまう癖があるので。

もちろん、いままでお世話になった会社に居続けながら、やりがいを見つける術もあったと思いますし、私はたまたま「これをやりたい!」と思ったものが自分の身の回りにはなかったため、自分で独立しただけで実際働いているときは楽しかったです。少数派かもしれませんが仕事は好きでした。

ただ、『働くことが楽しい』と思える人たちがどれくらいいるでしょうか。働くことに意味を見出していない大人たちがどれだけいるのだろうと考えると、日本の未来を明るくするのは大変だなぁと感じます。

あなたは働くことに関して『お金を稼ぐためにするもの』と捉えますか。それとも『自分が何かを成し遂げるためにするもの』と捉えますか。私は後者よりですが、0と100の問題ではないのでどちらが正解かは正直分かりません。

私の考えでは、何かやりたいことがある人はまずお金を稼ぐ必要があると思っています。お金を理由にやりたいことを諦めている人がいるからです。

やりたいこと、それは何でもいいです。ミュージシャンでもYouTuberでもプロゲーマーでも。ただ、それを叶えるためには多くの挑戦をして、長い時間をそれに費やす必要があります。

ならばまずはお金を稼いでからやりたいことをやればいいと思っています。お金を稼ぐということだけに全精力を注げば、短期間に多くのお金を手に入れることが出来ます。今お金が溜まっていない人は、お金を稼ぐ以外のことに時間を割いているせいです。

逆に、これをやりたいという明確なものがないのであれば、仕事を通して何かを成し遂げればよいのです。ただ毎日仕事をこなしているだけの人生、これでいいっていう人もいるかもしれませんが、他にやりたいことがないなら今やっているものにやりがいを見つけた方が幸せだと思います。

東京03さんのコントの中に「もっと面白くなるならいいでしょう!」というセリフがあったことを今ふと思い出しました。

特に何をしたいわけでもないのなら、今やっている仕事をもっと面白くしてみてはどうでしょう。+αで働けというわけでなく、今あなたがやっている仕事が誰のためになっているのか、どこまでの完成度なら皆が喜んでくれるのかとか。

そうしたら、今の子供たちに誇れる大人たちであふれる、幸せな未来が見えてきそうですね。

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