学校の休校が再び延期されましたね。
この休校期間をいかがお過ごしでしょうか。
志正塾に来てくれている学生たちは、多くの生徒が授業と自習に励んでおり、私としても感心している次第です。
ただ、考えなくてはならないことがあります。休校期間中に、どのくらいの学習をするべきなのでしょうか。
そして皆さんは今、どのくらいの時間を勉強(宿題もそうですが、新しい学びも含めて)が出来ているでしょうか。
まず、本来であれば、今現在でどのくらいの授業が行われていたか、という観点で考えてみましょう。
4月の第2週目に入学式、始業式が行われているので、授業が始まってから、2週間強が経っているはず、ということになりますね。
では授業時間の計算をしていきます。今回は中学生の授業時間を例に、1日の授業数が6時間授業、1コマ50分という時間で計算してみますね。
そうすると、1日あたり5時間の勉強をしているはずです。
つまりこれを2週間で計算すると、すでにあなたたちは、50時間以上の授業を受けている計算になります。(ぜひ自分でも計算してみてください。)
そしてこれはあくまでも、学校の授業時間に過ぎないということも忘れないでください。
この50時間は、新しい単元を学ぶための50時間です。決して復習のためだけの時間ではありませんよね。宿題も加算しておりません。
ということは、入学式や始業式から数えて、当たり前のように50時間(1日5時間)の勉強をやっておかなくてはならないということになります。
いかがでしょうか。1日5時間できていますか。「まだ学校が始まっていないからしょうがない」という人もいるかもしれませんが、学校があろうとなかろうと、時間は進んでいくのです。
ここで1つ反論を想定してお答えいたします。
今一部の地域では、夏休みの短縮または夏休みをなくすといった動きが出てきています。
それを受けて、「どうせ年間の授業時間は変わらないから、今勉強してなくても大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。受験はほぼ100%今年度中に開催されます。受験を次年度にずらすことは考えにくいからです。
そう考えると、学ぶ量は同じでも、学ぶスピードに差が出てくることに気が付くと思います。
本来12か月間で学ぶ内容を10か月で学ばなくてはならない(6月から学校再開として)となった場合、学習の定着具合はどうなりそうですか。
例えば従来の中学3年生は、夏休みの7,8月に中学1,2年生の復習をみっちりやって、9月の共通テストに臨みます。
これができるのは、6月末から7月頭にかけて中体連が終わり、勉強に向き合う準備が出来ているからです。
今の中学3年生はどうでしょうか。おそらく学校の宿題として、今1,2年生の復習をしていると思います。なので、その分夏休みを短縮して3年内容を進めて、9月の共通テストに臨むことになりそうですよね。
この二つの違いがわかるでしょうか。
まとめると、従来の中学3年生は、中体連が終わった後、大事な共通テストの対策を始めるので、切り替えがとてもやりやすそうですね。
切り替えができていれば、1,2年の復習に関しても、共通テストが迫っているので、真剣に取り組みやすいと思います。
ただ今年の中学3年生は、まだ切り替えができていない状況です。入試はもちろん、共通テストもまだ遠く感じている人が多いと思います。
そんな状況だと、宿題と言われたからという理由で、漠然と1,2年生の復習をやってしまいがちです。
1,2年生の学習内容は、当たり前ですが入試にも出題されます。授業がストップする中学3年生の夏休みは、復習をするためにも重要なものなのです。
それが無くなると考えると、今悠長に時間を浪費している場合ではないことは分かってきますね。
今回は、わかりやすいので中学3年生を例として挙げました。ただ、ほかの学年も同じことです。
入試をとりあえずのゴールと設定するならば、ゴールまでの期間は、休校期間がどれだけ延びようが決まっています。
1年生だとするなら、この2か月どれだけ予習が出来たかによって、今後の高校生活が変わってくるのは容易に想像ができますよね。
休校期間を無駄にすると、結構やばいなってことが伝わってくれれば幸いです。休校期間中は1日5時間を目安に学習してみてください。
きつそう、と思った人もいるかもしれませんが、学校に行っていたときはそのくらい当たり前に勉強していたんです。不可能ではありません。
しかし、家では勉強できないという声をよく聞きます。
1日5時間家で勉強をしたことがない人がほとんどだとも思います。
実際私も、家で仕事をするのは苦手です。
家族がいたり、誘惑が多かったり、家では優先順位を決めなければ、勉強はできないと言っても過言ではありません。
なので、家で勉強できない人は環境を変えてください。
可能な人は、勉強をする部屋には不必要なものは置かないようにして、勉強しかできない空間を作ってください。
しかし、すべての人がそれができるわけではありません。そんな人は、場所を変えるしかありません。
例えば図書館とかですね。そういった施設であれば、友達と行っても大声で話すことはできないし、閉館の時間もあるので、スケジュールも立てやすいです。
あとはやはり、塾に行くことをお勧めします。
もちろん志正塾でなくてもOKです。勉強ができる空間を確保していただきたいと思います。
宣伝かよ。と思われる人がいるかもしれません。
宣伝です(自信家ですみません)。
来てもらったら必ず為になるコンテンツを用意しておりますし、家で何すれば良いかもお伝えすることが出来ます。
こんな時だからこそ、割り切って塾に行くべきだとすら感じております。
周りで悩んでいる人がいれば、ぜひ志正塾に誘ってください。
「こんな時期に宣伝なんて不謹慎だ」という人もいるかと思います。
床面積が1000㎡以上の塾は、休業要請が出ている中の開校(当塾は1000㎡未満です。)も、もしかしたら間違っているという人もいるかもしれません。
ただ、正解が多数存在する時代です。私は反論があることを承知で、私が正解だと思い、塾を開け続ける決断をしました。
最も生徒のため、保護者様のためになる選択がどれかと熟考した結果です。
この考えを否定する人がいたとしても、私は皆さんが、友達や知り合いの方たちを塾に誘ってくれることで、その生徒を救うことが出来ると考えているので、自信をもって宣伝をさせてもらいます。
この休校期間は皆さんにとっても良い機会でもあります。今どうすることが自分にとっての最適であるかを考え、行動に移してみてください。
すべてを上手く活用して、自分の頭で考えて、自分にとって正しい人生の選択を一緒に志していきましょう。