『礼儀を知る』って何をどこまで?

『自己成長』は人生最大のテーマだと考えています。
私も塾を開業して10ヶ月になりますが、まだまだ成長していかなければと考える日々です。

成長をするためにはいろいろな方法がありますね。
今はインターネットが普及し、なんでも調べることが出来る時代になりました。

しかし以前も触れましたが、インターネットにはフェイクニュース、つまり嘘の記事が大量に存在しています。

その嘘を鵜呑みにしてしまうと、誤った知識に踊らされ、結果自己成長どころか、ただの知ったかぶりになってしまうので注意が必要です。

他にも成長するための行動として、人に質問したり、意見を聞いたり、実践練習をお願いしたりなど、自分よりもレベルが高い人に手伝ってもらうのもとても良い手段です。

ただ、質問をするのは良いのですが、何でもかんでも教えてください、はナンセンスですね。

分からないことを質問するためにはステップが存在します。
今回は私が塾を経営しているので、塾生徒の質問の仕方を例にあげていこうと思います。

例えばよくあるのが、「先生ここ分かりません」という質問です。
一見質問出来て偉いね!と言いたいのですが、これではどこまで理解していて、どこからわからないのかが不明瞭すぎます。

さらに「関数がわかりません」などという広い範囲の質問。関数のどこがわかっていて、何がわからないのか。これもまた質問が抽象的すぎますね。

基本的に質問をする場合は、具体的に質問することがセオリーであり、礼儀です。そうでなければ、教えてくれる側はどこから教えるか模索するためにどこから教えるかを考えることとなり、自分にとっても、教えてくれる人にとっても無駄な時間が生まれる可能性が高いです。

 

多くの人は、質問したのに自分の欲しい回答が得られなかったという経験があるかと思います。
それは、答えてくれた人が悪いわけではなく、質問が悪いというケースが多くあります。

具体的に質問してくれれば具体的な答えを返せるのですが、抽象的な質問をされると、抽象的な一般論しか返せないのが事実です。

ではどうすれば具体的な質問が出来るかというと、まずは自分で考えてみることです。自分の中で整理してみたり、自分で調べてみたり。
そうすれば自然とどこがわかっていないかが見えてきます。

さらにこれのメリットとして、自分で調べた方が記憶に残りやすいというものがあります。
人は、簡単に手に入れた情報は簡単に忘れます。苦労して手に入れた情報は忘れにくいものです。

誰かに質問をするときや、お願いをするときは、自分で調べたり考えたりしてからという礼儀を意識してみてください。
そうすれば、自分の成長スピードはさらに加速していきますよ。

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