生き方の定義が変わった現代で必要な思考

気がつけばブログをまた大サボりしていて、自分を律することを三度誓っている最中の私です。

受験期だから忙しいという言い訳のもと、自分で決めたことを守れないなんてと自分を責めてしまいそうですが、そんなことをやるより今日以降の頑張ることに力を注いだ方が有益なので、反省はしつつ行動を起こしていこうと思っている次第です。

さて、本題に入ります。最近はよく『多様性』という言葉や『グローバリゼーション』という言葉、『AI技術』などの10年前では聞いたこともない言葉があふれていて、生き方の再定義が行われてきています。そしてこの現象は良い方向にも悪い方向にも拡大しているように感じています。

今の私の親世代は、今と比べるともちろん不便で、携帯電話もインターネットもなく、子供にとっては周りの大人がすべてでした。親や教師の威厳があり、良くも悪くも小さな社会で生きていました。

その分現在では、インターネットで視野が大きく広がり(広がったかのように見えて)親や教師とは違う、第三者の意見を取り入れることが容易になりました。

このことにより、今までは自分の身の回りの意見しか知らなかった子供たちが、多くの情報に触れることが出来るようになりました。しかしその一方で、その情報を鵜呑みにして親や教師に反発する声が大きくもなりました。

この状況には、希望と危険が潜んでいます。まずは希望の面からお話していくと、自分のやりたいことをやるという選択がとてもやりやすくなった面です。

特に地方に住んでいる人たちは最新の情報に触れることは難しく、こういった仕事がしたいと思っても情報がなく諦めることがありましたが、今は自分でそれをインターネットで知ることが出来る時代です。間違いなく可能性は広がっています。

しかし、良い一面があれば必ず悪い、もしくは都合が悪くなる一面があります。それは、情報を得やすくなったと同時に情報を発信しやすくなったことで、フェイクニュースや偏った意見や思想もインターネット上に蔓延っているということです。

インターネットによって視野が広がったと書きましたが、実際個々の人間を見てみると、そんなに視野が広がっていないもしくは、逆に視野が狭くなってしまっている人も多く存在します。

なぜなら人は、自分に都合の良い情報を収集するようにできているからです。例えば勉強のやり方ひとつをとっても、多くの子供や親が求めるものが『1日たった10分!これだけで偏差値〇〇アップ!』のようなものです。

そんなわけないんですよ。常識的に考えたら。物事を暗記するためには反復が必要なのは当たり前の事実で、1日10分で出来るという言葉の中には『もともと基礎が固まっているのが大前提で』というのが隠されているものがほとんどです。

そんなわけないと分かっていたのに、人は自分にとって都合の良いものを選んでしまうんです。

私は今からの時代、賢い人と底辺層の人間の幅が大きく広がると予想しています。言い換えると、正しく情報をつかめる人と、自分の都合の良い情報だけを鵜呑みにする人です。そしてその都合の良い情報だけを信じる人は賢い人に搾取されていきます。

今からの時代最も大事な能力は、情報を精査する力です。本当にそれが正しいのか、出どころはどこなのかを確かめ、自分で考えなければ、誰かのお金稼ぎの糧になって終わりですよ。

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