『今が頑張り時』という言葉をよく耳にすると思います。
受験生の皆様は今がまさにその時ですね。
しかし、今が頑張り時だと分かっていてもなかなか頑張れない、という人も多いのではないでしょうか。
やることの多さに追われて、終わりが見えない作業。これが終わったら次はあれをやって、明日はまたこれをやってという繰り返しの毎日。モチベーションの管理はとても大変ですよね。
今回は、自分のモチベーションを上げる方法をいくつかお伝えして、今日からできる考え方を記していこうと思います。
まず前提として、モチベーションとは日本語で『動機付け』と言います。そしてその動機付けには、『内発的動機付け』と『外発的動機付け』の2種類に分けることが出来ます。
『内発的動機付け』とは自分の中から湧いてくるモチベーションだと思ってください。もっと出来るようになりたいといった探求心や、なんでそうなるんだろうという好奇心とかです。さらには、それによって得た結果による達成感とかも含まれてきます。
しかし内発的動機付けは、自分が興味がないことに関してはなかなか発動してくれません。それはとても簡単な理由で、興味がないことは学ぼうとしないので、なかなか結果もついてこないからです。
『外発的動機付け』とは自分以外の誰かからモチベーションを上げてもらうことです。例えば報酬型の動機付けが有名ですね。テストで〇〇点以上取れたら△△を買ってあげる、とか単純に褒められるのもその類です。
他にも罰を与えるのも外発的動機付けの一つです。罰を受けたくないがために頑張る人も多くいますね。
どちらの方が良い悪いは明確には話せませんが、何かを頑張りたい人は、この内発的動機づけと外発的動機づけを自分でコントロールすることが出来れば、これほど心強いものはありません。
では実践編です。
頑張らないといけないな、と思っている人はこの両方の動機付けがあることを理解しうまく活用することで、頑張ることのサポートを自らすることが出来ます。
まず知らないといけないことは、外発的動機付けは、どうしても他者が必要になる一方で、内発的動機付けの方は周りに頼らなくていい分、自分で作れたら最強だということです。ただし、内発的動機付けは、興味がない学びの場合は、それをやってみなければ発生しません。
なぜならば内発的動機付けは、興味関心がない場合、達成感を得ることでしか発動しないからです。
達成感を得るためには、まずやってみて、出来なかったことが出来るようになるという体験が必要になってきます。なので苦手な勉強を避けていると、いつまでたってもモチベーションが上がらずに、苦手のまま終わってしまうのです。
それがわかった上で、それでもどうしても出来ない人は、外発的動機付けを頼りましょう。所謂、自分を認めてもらったり褒めてもらえる場所に自分から赴くのです。学生の場合はそれが塾だったりします。
今日から頑張れる人になるために、頑張る仕組みを理解して、理想に近づいていきましょう。