自分の言葉で話すことの重要性

世間一般では今日は祝日でお休みらしいですね。もう日付の間隔を忘れてしまいそうな今日この頃です。

受験も近くなって、中学生も高校生も面接というのがやってきますね。
私は面接は嫌いな方ではありません。が、教えるとなるとこちらも難しいなと感じるものです。

結論として、『面接=会話』です。言わば正解はないのです。日常生活の中の会話に正解はないですよね。逆に不正解はいくつかありますね。相手に不快な思いをさせないことや嘘をつくこと等です。

小論文と同じく、面接は自分の経験や考えから話すものです。私の考えを伝えて、面接の場で答えられたとしても、そこを面接官から突っ込まれたときに何も言葉が出て来なくなってしまいます。

つまり面接で重要なことは、自分の言葉で話すことです。
それ以上でも以下でもありません。

 

では、なぜ生徒は面接で悩み、答えを求めてしまうのか。
私なりに考察しました。

1、面接の意図を理解していない

面接はもちろん試験の一部ではありますが、何を問われているのかを考えている人が少ないように感じます。

面接はその人の人間性を知りたいので質問をしているのに、丸暗記の解答は逆効果です。意外とわかるんですよね。暗記の人って。読んでるなぁって感じで。

完璧を求めずに、聞かれたことに答えてることが重要です。

 

2、自己分析が出来ていない

面接を受けるときに、最低限考えておく必要があるのが、自己PRや志望理由です。なぜそこの学校を受けたくて、そこに合格したらなにでどのように活躍できるかなどですね。

自分がやりたいことや、自分が出来ることを把握していなければ、そもそも何もしゃべれないし、軸もブレブレになります。
面接が苦手な人は、まずは自己分析から始めてください。

 

3、日常何も考えずに生きている

これはちょっと難易度高めになりますが、これが一番大事です。

面接や小論文は、当たり前ですが知らない言葉を使うことが出来ません。
自分の中にある語彙で勝負しなければならないので、表現方法に限りがあります。

さらに、会話の意識も重要で、日ごろから相手に伝わるような話し方をしている人は、面接で困ることはほぼありません。
面接で苦労している人は、日常会話で自分の言葉を意識していない人がとても多いです。

 

3つ考察を上げてみましたが、3つ目に関しては私も社会人になってから相当考悩まされました。
私の中で印象に残っている言葉の一つに『“伝える”ではなく“伝わる”を意識する』というものがあります。

一方的に伝えるのではなく、伝わるように話すという意味です。
自分が思っていることがうまく伝わらない人は、“伝わる”を意識して、日常を過ごしていただければと思います。

 

正直面接では、テクニックも多少大事ですが、自分の言葉で話すことが最重要事項です。これは一朝一夕で身に付くものではなく、日ごろの意識のたまものです。

これは将来的にも役に立つスキルなので、面接を受けない人も、日ごろから自分の言葉で話し、それを伝わる意識を持ってみてください。

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