言葉の意味の選択権は自分にある

当たり前の幸せというものを考えたことがありますか。

私たちが普段過ごしいている日常の中に、この当たり前の幸せがいたるところに存在しています。

でもそれは、少し捉え方を変えたり、伝え方を変えることで、本当は存在するはずなのに、簡単に失ってしまうものでもあります。

ずいぶん哲学っぽい始まりになってしまい、いきなり何を言い出しているんだと思っている方も多いと思いますので、本題に移ります。

言葉というものを使って人類は進化をしてきました。物事を考えるときも、誰かに何かを伝えるときも、私たちは言葉を使って伝え、言葉を使って受け取ります。

本日の議題は二つ。言葉の受け取り方と、伝え方です。これが意識できるだけで、人生が確実に素晴らしいものになります。ぜひ自分事として実践してほしいと思います。

言葉の受け取り方

 

まず、原理原則として知っておかなければならないことがあります。それは、人を変えることはできない、ということです。

言葉を受け取るとき、「なんであの人はあんな言い方をするんだろう」とか、「そんな言い方されるとやる気が出なくなる」などと思ったことはありませんか。

もちろん、その人たちの伝え方も悪いかもしれません。ただ、そんなことを言っても、その人たちは変わりません。変わらないといけないのは、こちらの受け取り方です。

例えば、「勉強しなさい」と親や先生に怒られたとします。おそらく、皆良い気持ちはしないでしょう。ただ、以下のことを考えてみてください。

 

1、勉強をすることは誰のためか。

当然自分の為です。あなたが勉強をしなくても、来困るのはあなたです。

2、楽しい会話をしたいか、怒りたいか。

きっとほとんどの人は楽しい会話をしたいはずです。大人も子供も変わりません。そして、人はどうでもいい人には怒りません。あなたが大切だから怒るのです。

3、自分の行動で、その言葉を回避することが出来たか。

勉強をしていないから、勉強しなさいと言われたわけです。もし、やるべきことをやった上で、理不尽に怒られたのなら、あなたは悪くありません。ただ、自分に非があった場合、それは自分にも責任がありますよね。

 

なんとなくわかってきたでしょうか。
相手を変えることは出来ませんが、言葉の受け取り方を自分で選ぶことは出来そうですよね。

言葉をどう受け取るかはあなた次第です。
「勉強しなさい」と言われたときに、「うるさい」と思うのもあなたです。「期待してくれてありがとう」と思うのもあなたです。

どちらの受け取り方のほうが、あなたの人生を幸せにしてくれそうですか。
言葉の意味の選択権は、常にあなたにあるのです。

 

言葉の伝え方

 

言葉は受け取る以外に、伝えることも必要になってきます。
受け取り方で述べた通り、どう受け取るのかはその人次第です。
そんな中、例えば「勉強しなさい」という言葉だけで、あなたが思っている真意を、確実に相手に伝えることは出来るでしょうか

ちなみに、言葉の伝え方はとても難しいです。先にも言った通り、受け取り方はその人次第なので、うまく伝えられたと思っていても、伝わっていないなんてこともありえます。

なので今回は、受け取り方と同様に、マインドの面のみお伝えしていきます。

教育関係の言葉で、褒めて伸ばす、叱って伸ばすという言葉を聞いたことがあると思います。

あなたはどちらの方が正解だと思いますか。

 

答えはどちらも必要です。ずるい問題でしたね。
ただ、考えればわかる問題でもあります。
良いことをしたら褒めて、悪いことをしたら叱る必要はありますよね。

必要なことは、相手のことを認めてあげることです。
存在自体を承認してあげることです。

自分のことを見てくれている人、大切に思っていると感じている人から褒められるともちろん嬉しいです。
しかし、普段自分のことを全く見てくれてない人に褒められても、「なんだよこんな時にだけ」と逆効果になってしまいます。

叱るときも一緒です。自分のことを考えていってくれてると伝われば、それは心に響いてくれるだろうし、そうでなければ、ただじっと耐えて、もしくは反抗して終わりです。

まずは相手を承認してあげて、相手の関心ごとに興味を持ってあげてください
そうすると、どんな言葉をかければ伝わるかが分かってきます。

 

最後に

 

言葉の受け取りかた、伝え方を話してきましたが、主に前半は生徒、後半は親御さんに向けた例題を取り扱ってみました。

実はこれを実践することによって変わる可能性があるのは、自分だけではありません。

「勉強しなさい」と怒られたときに、「うるさい」と応えていては、また明日も明後日も同じく怒られるでしょう。

そんなあなたが「もうそんな時間だね。気付かせてくれてありがとう。」と応えたら、相手の感情も変わってくると思いませんか。

やらないといけないと気付いているんだな、と気が付いてくれて、明日はちょっと優しく話そうと思ってくれそうではないでしょうか。

伝え方に関しても、あなたの対応一つで、相手の反応は変わります。

特に今、子供にいろいろ言ってしまっている親御さんは、お子さんが生まれた瞬間を思い出してください。

きっとその時は、「勉強できるようになりなさい」とか「将来いい仕事につきなさい」と思っていたのではなく、「健康に育ってくれればそれで良い」と思っていたのではないですか。

人は人の人生です。自分は自分の人生です。自分の為にも、相手の為にも、より良い言葉の選択をしていきましょう。

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