「なかなか勉強が出来るようにならない」「成績が上がるか不安」といった悩みを持っている人は多いかと思います。大人の方でも「仕事がなかなかうまくいかない」って時期もありますよね。
そんな時に『効率的な方法』を探して、色々な情報を集めるために人に聞いたり、動画で調べてみたりする人、はたまたあきらめの境地に立ってみたりする人がいるかと思います。
今回はタイトルにもある通りですが、重要なのは『方法』ではなく『考え方』である、というお話をしようかと思います。
今回は塾なので勉強を例にお話ししていきます。
勉強あるあるではありますが、効率的な学習を求めて多くの情報を集め、それに満足して頭でっかちになっている人をよく見かけます。
「こうすれば良い、いやこういったやり方もあるぞ」と、方法論は無限に思えるように出てくるものです。
ただ、既に気が付いている人もいるかもしれませんが、世の中に出ている方法論というものには矛盾がつきものです。
ある人は「苦手なことでも努力をすれば出来るようになる」と話し、またある人は「苦手なことはせず、苦労しないように自分に向いているものを探せば良い」と話します。
勉強法に関しても上に同じく様々な勉強法が展開されていて、なかには真反対のことを示しているものも列挙されています。そしてどっちを信じたらよいか分からずに、自分にとって都合の良い方を選ぶという最悪の選択をするわけです。
まぁ「結局何が言いたいの」とつっこまれそうなので、結論を伝えます。
『勉強も仕事も量をこなせばある程度は出来るようになる』
これ以上でも以下でもありません。
例えば勉強でも、計算問題を毎日やっていれば計算は自ずと早くなります。
文章題でも、毎日5題ずつでも毎日やっていればパターンがわかり、ある程度の問題は解くことが出来るようになります。
すごくシンプルですが、それをやらずに「勉強法がー」とか「このやり方の方がー」とか、何を言っているんだという話ですよね。勉強法とは、量をこなしたその先の話です。
上記のようにある程度は勉強量のごり押しで何とかなります。しかし、より上を目指したい、量をこなした上でその中でも効率を最大化したい、と言った場合には考え方が重要になります。
まずは、自分は何のために勉強をしているのかを具体的に考えてください。
テストで良い点を取るためですか、志望校に合格するためですか、より良い未来を創るためですか。理由はなんでも結構です。
では次に、そのためには日々の勉強のゴールをどこに持ってくれば良いかを考えてください。
授業内容が完璧に理解できれば良いですか、授業内容+応用まで出来るようになっておきたいですか、または基礎的な部分の理解だけで良さそうですか。
最後に、それを遂行するためにはどうしたらよいか考えてください。
授業終わりに質問したら良さそうですか、自学の時間を増やせば良さそうですか、塾に通うもしくは塾に来る回数を増やして勉強のやり方を学べば良いですか。
これらを考えた後は、それをやるにあたってどう考えるかです。考えることばかりですが、その考え方によって勉強の質が上がっていきます。
「まぁこのくらいできてれば良いか」と考える人と「完璧になるまでやる必要がある」と考える人で成績が異なるのは当たり前ですよね。
勉強や仕事での成長は全て自分のことです。助言は出来ますが、自分で考えて、自分で決めていきましょう。