新学年が始まって、2か月以上が経過しました。新学年初のテストが既に終わった生徒、もうすぐある生徒がいると思います。
テストが終わった生徒たちは、結果はいかがでしたか。満足いく結果だったでしょうか。
今からテストの生徒たちは今の学習量や質はいかがですか。目標点に到達できそうですか。
今回は、テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いについて、3つに絞って書いていこうと思います。大人の勉強にも通じるところはありますので、お暇なときに見てみてください。
1、ペンを持っている時間
テストで点数を取るために、学習時間の確保が重要であることはご存じだと思いますが、時間だけをかけても意味がありません。
その中でも、あなたがペンを持っている(動かしている)時間はどのくらいの割合を占めていますか。
点数がなかなか取れていない生徒は、圧倒的にペンの動きが悪いです。じっと眺めている時間が長かったり、考えている(ふりをする)時間が長かったりと、時間を有効に使えていません。
そういった人たちは結果的に勉強時間だけが長くなって、効果がない質の低い勉強をしてしまい、あんなに頑張ったのに、と肩を落とす連鎖になります。
勉強は【とりあえずやってみる→分からないところは調べるor人に聞いて理解する→再びやってみる】の繰り返しです。止まっている時間は無駄でしかありません。
2、終わらせる勉強か理解する勉強か
学校のテストでは、必ずと言って良いほど事前課題が出ます。ワーク〇P~△Pのようなものです。
その課題をやらないという選択肢は無しとして、点数が低い生徒はとりあえず終わらせる勉強をしています。ひどいときは答えの丸写しをしたりもしてますね。
高い点数を取る生徒は、学校のワークの問題は一通り答えられるように準備をしています。さらに、なぜそうなるのかというところまで理解しているものです。
さらに高得点を取る生徒は、暗記系のワークの逆質問にも答えられます。
逆質問というのは、次のようなものです。
問:十七条の憲法を作ったのは誰か
答:聖徳太子
という問題があったとしたら
問:聖徳太子はなにをした人か
答:十七条の憲法・冠位十二階の制定、遣隋使の派遣、法隆寺の建立など
と、こんな感じです。
逆にここまでやって低い点数はとれませんね。
3、自分は何点を取るのか
最後に、自分が何点取るのかの設定です。これは目標点数とは少し意味合いが異なります。
目標点数は『この点数をとれるように頑張ろう』という意味合いで作られることが多いですが、自分が何点取るのかの設定は『自分は何点取らなければならない』という自分の立ち位置の設定です。言い換えれば『自分は何点取る人間であり、それ以下は(自分が)許さない』ということです。
例えば100点満点のテストで92点で悔しがっている人を見たことがありませんか。私はあります。こちらが「頑張ったね」と声をかけると「いや」と悔しそうに答える生徒でした。
その生徒の自分で定めた正解は最低でも95点でした。「そりゃ高得点とるわ」と思いました。正直私の塾でなくても成績は伸びたでしょう。
逆に自分は50点しか取れないと自分で設定している時点で、高得点はとれません。必ず手を抜きます。
最後に
ちなみに上記の92点で悔しがっていた生徒、私の塾に入る前は60点~70点くらいを推移している生徒でした。
全員出来るんです。やり方を知らないだけです。とりあえずやってみることからです。すべては行動と意識から。そこからすべてが変わりますよ。