誰もが発信者になれることで生まれる危機感

SNSはもはや私たちの生活の一部と化していて、日本でSNSを一度も使ったことがないという人はだいぶ少数派になっているのではないでしょうか。

それによって、誰でも発信をすることが可能になり、それをもとに情報収集をする人たちも多くなっています。

そしてこの誰でも発信できるからこそ、気を付けなくてはならないこともたくさん出てきます。

SNSと言えばInstagramやTwitter、YouTubeなど、様々なコンテンツがありますが、所謂誰もが常識的にわかる程度の規制はありますが、何を発信するかは基本的には自由です。

プラスの言葉を書くのもマイナスな言葉を書くのも自由だし、本当のことを書くのも嘘を書くのも自由です。

記憶に新しい情報として、新型コロナウイルスの拡大によりトイレットペーパーが無くなるという情報がありましたね。これはもちろんデマ情報なのですが、この情報は一気に広まり、多くの人が信じ込み、スーパーからトイレットペーパーが無くなりました。

さらに熊本在住の人は知っているかと思いますが、熊本自身の際にライオンが逃げ出したというデマ情報もありました。ちなみにこのデマ情報を流した人は逮捕されましたね。

こうやってSNSでは日々新しい情報が出回っていて、その中には情報源の薄い、所謂デマ情報が多く含まれています。音楽聞きながら勉強すると集中力が上がるよ、という軽いものも含めてって感じですね。

まぁこれは正直仕方のないことで、SNSは『自分が書きたいものを書く場』なので、書く側としては信憑性とかはどうでも良いのです。思ったものを書いただけです。

ただその影響力というのはすさまじくて、人の人生を大きく変えてしまうことにもなりかねません。なぜなら人はネガティブなニュースほど興味を持ち、拡散しようとする習性があり、フェイクニュースやデマ情報のほとんどはこのネガティブな情報であるからです。

例えば人の不倫報道でしたり、事実無根の発言であったり、記事を書く仕事をしている人は、多くの人がネガティブなニュースに飛びつくことを知っています。なのであえて悪い書き方をしてPV数を稼いだりするわけです。

そしてそれを事実かどうかも確かめないまま拡散して、知らず知らずのうちに私たちは自らの手で誰かを不幸にしている可能性があります。

私は正直、人を不幸にしてお金を稼いでいる人、それに加担している人の意味が分かりません。誰かを叩く文化は恐らくなくならないのかもしれませんが、それで優越感を感じて生きるのはなんか虚しいですよね。

大きい小さい関係なく、嘘を見抜く力と言ったら大事ですが、情報の正誤判断くらいできる人間でありたいですね。

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