皆さんこんにちは!南阿蘇校教室長古川です。
勉強の秋!熊本県の中学3年生は追い込まれる季節となりました。いよいよ明日は、志望校決定に大きな影響を与える、「熊本県共通テスト」が県下一斉に実施されます。
焦りが出てきた塾生もちらほら見られるようになって来ました。
そこで共通テスト前の生徒たちの様子を見ていて感じた事について少し考えてみたいと思います。
共通テストが近いと言うことで、「何をしたらいいですか?」「この教科どんな勉強をしたらいいですか?」という質問が多くなってきました。今まで、問題の解き方を聞かれることはあったのですが、勉強法に関する質問なんてほとんどなかったので、嬉しいな…♡と思っていたのですが、教えたはいいものの、数日経って生徒の様子を見ると、その嬉しさはすぐに消え去っていきました。
みんな…教えたことを全くしないのです!!!!
えーーーーー!びっくりです。質問をくれたと言うことは、やる気があるのだと思っていました。でもやらない。こっちも少し焦り始めます。共通テストはそこまで迫ってきているのに…
生徒の話を聞きながら考えてみると、生徒たちに足りないのは、「行動力だ!」と思ったのです。みんな頭では分かっているのになかなか行動に移せないのです。やる気はあっても、行動ができない。
では、なるべく行動に移しやすいようにやるべきことを明確化して、伝えようと次は、かなり具体的な例に落とし込んで伝えてみました。
するとその後から、話を聞いた通りに行動に移してくれる生徒が続出!よかったぁ。。。と安心していましたが、それも束の間、またもや次の問題発生です!
行動に移した生徒達は、とりあえずやって満足しちゃったのです。とりあえず英単語を書き出してみた、とりあえずテキストを解いてみた。それで終わってしまっていました。やり始めることはいいのですが、どこまでやるかが決まっていないと、「やった」と言う行動だけで満足してしまいます。それでは意味がありません。
何が足りないのか…またまた考えさせられました。
彼らには「ゴール」がなかったのです!
物事を始める上でまず必要なのはゴール。それがなければ何を目的に行動すればいいか分かりません。彼らに必要なのは、やる気でも行動力でもなく、ゴール設定でした。
◯点取りたいと言うざっくりしたゴールから分解していき、その点数を取るためには、どういう状態でないといけないかを考えます。そして、そのゴールを週ごと、日ごとに細かく落とし込み、一日一日のゴールを決めるのです。
慌ててゴール設定の話をしました。するとその後、見事に素直なみんなは、一日一日のゴールを定め、目標とする状態を目指して勉強してくれるようになりました。
このゴール設定は社会人になってもかなり大事だと感じています。
「受験合格」や「成績アップ」といった目に見えた目標がないので、社会人になるとゴールが見えづらいのです。なので、毎日を何の目標もないまま過ごして、単純にタスクをこなすだけの毎日になってしまいがちです。私もそんな日々を送って、「何も成長してないじゃん」と言われたことがあります。
そこで、私は毎日起きたらその日のゴール設定から1日をスタートさせます。そうすることで、そのゴールを意識した1日が送れる訳なので、確実に学びを増やしていくことができます。そして、その目標を基準にその日の振り返りができるので、反省を次に活かすこともできます。
皆さんも、仕事や勉強を始める前に、まずゴールの確認からスタートしてみるといいかもしれませんね!すると行動に移しやすく、モチベーションも下がりにくくなると思いますよ。
今日の私のゴールは、「生徒全員を笑顔にして帰すこと」です。それでは今日も1日頑張っていきましょう!