自己紹介
南阿蘇校教室長 古川陽美です。 代表も珍しい名前ですが、私もなかなか読んで貰えない名前をしています。読み方は<ふるかわ あきみ>です。
私は、大学3年生から志正塾でお世話になってきました。そして、大学を卒業した今年度から念願の志正塾の社員となることができました!
このブログでは、そんな社会人1年目の私が日々生徒達と接する中で感じた苦悩や疑問、気づきを記していきたいと思います。
と言うことで、初ブログの今回は、生徒にとって「嫌な先生」に自分がなっていないかを考えてみた話をしたいと思います。皆さんも生きてきたなかで多くの「先生」と呼ばれる人に出会ってきたと思いますが、「この先生なんだか苦手だな…」と思う先生はいませんでしたか。
ムカついた話
私は小・中・高と基本的に先生が大好きだったので、あまり「嫌いな先生」がいなのですが、先日久しぶりに「先生、それはムカつくよ…!」と思ってしまった出来事がありました。
ここからは個人的な話になりますがしばらくお付き合い下さい。私事ですが、最近月に数回地元のママさんコーラスに参加するようになりまして、おば様方とコーラスを楽しんでいます♪元々合唱部でみんなと歌うことが好きなので、楽しみにしている時間なのですが、先日の練習で先生に怒られてしまいました。怒られる時って自分が悪いのは分かっているけど、やはり凹みますよね…。
怒られたのは私が所属するソプラノパート全体。怒られた理由は、簡単にいえばチーム全体を考えずにパートだけの身勝手な行動をとったからです。よくないですね。反省しています。でも、その怒り方にはどうしても納得がいかずモヤモヤしていました。
私たちは、少しでも上手になりたいと、先生から指摘してもらったことを復習するために、パートだけで集まって練習していました。それが他のパートの迷惑になっていたらしく、先生からのお叱りが。良かれと思ってやっていたのですが、良くなかったのかと気付いた私たちは、申し訳なかったなと反省しました。でも、その後も何回かグチグチとその事について言われ続けていたので、みんなちょっとずつイライラしているのが伝わりました。
でも、そこで思ったんです。本当に怒る必要はあったのか、怒る前にできることがあるんじゃないかと。怒られるとどうしても気分はマイナスになるので、雰囲気も悪くなります。それが歌にも出てしまうのでいい音色は生まれにくい訳です。
ですから、怒る前に、今の行動が良くないことだと教えてくれたらよかったのに。その上で、どうしたら良いのか解決策をくれると良いのになと。そして、少しでも良いコーラスにしたいと言う思いでやっていたことを汲み取った伝え方をしてくれるだけで、みんなの気持ちが沈むこともないのになと思ったんです。
自分は大丈夫なのか?
そこで色々考えていると、ドキッとしました。自分も生徒にとって嫌な伝え方をしていないだろうかと。
これまでに生徒に指摘した場面を振り返ると、その子は正しいと思ったことをやっているだけで、その行動がよくない事を知らないだけなのかもしれない。正しい行動がどういうものかを伝えきれていないのは自分自身で、責任を生徒になすり付けていたのではないかと考えました。
勉強へのモチベーションが下がっている生徒を見ると、「なんでやらないんだ!」と生徒のせいにしてしまいがちです。ですが、モチベーションを下げている原因は生徒ではなく自分にあるのだと気付かされました。生徒は何も悪くない。
相手のことを知ろうともしないで否定だけされたら、そりゃモチベーションが上がるはずはありません。不満が溜まって「この先生嫌い」と言う印象だけが残ります。
ですから教える側は、まず生徒の気持ちを考え、どういう意図でその行動をしているのかを聞く。そして、何が正解で何が不正解かを、相手が理解できるまで教えることが仕事であり、相手が思うように動いてくれない場合は、まず自分の言動を顧みる必要があります。当たり前のことですが、今まで私も出来ていない時がありました。嫌な先生ですよね。ムカついたみんなごめん!
今回のことを機に、自分は「こんな先生嫌だ」と思う行動は絶対しないと決めました。そして、してしまった時は素直に謝りたいと思います。
たまには生徒側に立って見るのも大事ですね。良い発見があったので、次回のコーラスも楽しみです。
最後に
今後も生徒と一緒にぐんぐん成長していきたいと思いますので、古川を思い出した頃にまたブログを覗きに来て下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。